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RDC

あの、孫竹をこれっぽっちといっていいほど見ないのですが、もしかして孫竹はRDC(レッドデータカップリング)ですか?
今日波乗りして気がついたことなんですが、竹谷受けもくくタカもどっちかっていうとマイノリティだったのですね。これは・・・がんばれーがんばってくれー!(by竹谷)と言わざるを得ない。
 
がんばって欲しいからいちゃつかせてみた。
*RDCたちがいちゃついているだけなのでまったく意味も落ちもありません。
 
久々知は実習を終えたあと、いつもタカ丸のもとを訪れる。そうして、何をするわけでもなくて、じっと無言でタカ丸を両手で抱きしめる。それはなんだか、タカ丸の温度を必死で自分に移そうとしているようで、まるで凍えた遭難者のようだとタカ丸は思う。だからつい、タカ丸は久々知の腕や手の甲を暖めるように撫で擦る。久々知は無口だから、タカ丸を抱きしめている間、どんな言葉も発しない。実習ではきっと、タカ丸が想像もつかないような苦しみや悲しみを、この人はいっぱい見てきているのだろう、と思う。タカ丸はそれを思うたびに、なんだかどうしようもなく自分を抱きしめる年下の少年が切なくて、苦しくて、愛おしくなる。そっと額に口付けを落としたら、
「唇が好い」
と拗ねたように言われた。タカ丸は微笑む。
「口を吸うの。いいよ」
久々知の唇をふさぐように己のそれを押し当てたら、貪欲に貪られた。舌をぎゅうと吸われて、舌の付け根がしびれた。大きく体が傾いで、ふたりして床に倒れた。
「抱きたい」
と熱いと息が耳元で囁いたので、「いいよ」と返したら、「なんだか俺はあんたから奪うばっかりだな」と苦笑したので、タカ丸はぎゅうと目の前の身体を抱きしめて「兵助に全部あげるよ。余さずもっていったらいい」とやっぱり額に口付けた。
 
 
実習から帰ってきたら、部屋に孫兵が待ち構えていた。ジュンコを首に巻きつけ、相変わらずの美貌で、誰もいない空間にじいっと正座していた。明かり一つついていないから、竹谷はぎょっとして、油に火をつけた。部屋に、橙のやさしい光がともる。
「どうした、孫兵」
「先輩お帰りなさい」
「おう、ただいま」
孫兵はやっぱり厳かな様子で礼儀正しく、じっと床に座っている。竹谷は胡坐を掻いて座ると、実習明けの労いに食堂で渡された饅頭を懐から取り出した。
「孫兵、食おう」
「それは先輩のものです」
「かたいこというな。ふたりで食ったほうがうまいよ」
竹谷は指で饅頭をふたつに割ると、半分を「ほれ」と孫兵に突き出した。蒸したての小豆がほっこり湯気を立てている。
「先輩、実習はどうでした」
「うん」
竹谷は頷いただけだった。苦しみや悲しみや迷いや、そういう暗い思いは人と分け合わずに心のうちでそっと消化するのが竹谷のやり方だ。咽喉の奥の苦い思いを飲み下すように、甘い小豆を無理に押しやるようにして口に入れ、いっきに嚥下した。孫兵も同じようにそれを食う。こちらは、少しずつ、味わうようにして口に入れていく。
「甘いですね」
「うん」
孫兵は饅頭を食べてしまうと、竹谷に向き合って、「あなたを抱きしめていいですか」と聞いた。その丁寧さに竹谷は笑ってしまう。「いいよ、」と答えて身体ごと全部投げやるようにして床に倒れると、そっと瞳を閉じた。孫兵の体重が乗ってきて、ホッと溜息がついて出た。
「孫兵、お前あったかいなあ」
と呟いて抱きしめたら、労わるように口を吸われた。
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