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ひとでなしの恋

大人兵助とタカ丸妄想。

*グロテスクなものの片鱗でも苦手な方は読まないようにしてください。
*途中で始まり途中で終わる。


「いけないよ」
庇うように抱きしめたタカ丸の腕を、兵助は残った左腕で、柔らかく押し返した。それから床についたタカ丸の左手の甲に、そっと己の右手を重ねた。
「いけないよ、タカ丸さん。今の俺にはあんたを愛してやる腕が足りない」
膝立ちのままタカ丸は兵助を見下ろした。こちらを見上げてくる男は静かな笑みを浮かべている。それは、昔のままの笑みだった。兵助は人前で容易に笑顔を振りまける性質の男ではなかったから、慈しむような愛でるような柔らかい微笑みは、いつもふたりっきりのときにそっと見せてくれるのが常だった。兵助は愛を語ることもまた、恥ずかしがって容易にはしてくれなかった。だが、身体をあわせる前のふたりでゆっくりと心をとろかしていく時間に、そっと抱き寄せて名前を呼んでくれたり指で髪を梳いたりしてくれた。それから、言葉少なに、ぽつぽつと「あなたの匂いが好きだ」とか「指の形がいい」とか身体の部分部分をいとおしんでくれるのだった。好きだとか愛しているだとかいう言葉は、情事の最中にひっそりと囁かれた。タカ丸は終わりがけの真っ白な意識の中で、どこか遠くから聞こえてくるような愛の告白を受け取っていた。
タカ丸の身体はふたりの男の愛し方を知っている。
優作の愛し方はどこまでも優しく、深く、時間をかけてタカ丸を蕩かせた。愛しているの言葉も惜しみなくふんだんに囁いてくれた。おかげでタカ丸は優作と愛し合うときはいつも身体も理性もぐずぐずに溶けた状態でいた。彼と比較すると兵助の抱き方はどこか性急で、獣じみてすらいた。己の本能を抑えてなんとか理性的に抱こうとしているのが荒い息や、どこか切羽詰ったような瞳からわかった。思えばそれは闇に対峙している男とそうでない男の違いであったかも知れない。初めて兵助に抱かれたとき、――それはタカ丸にとって優作以外の男を初めて知った瞬間でもあったのだが――兵助を、知らない男のように感じて薄ら寒いような不安に襲われた。
彼の不器用さと孤独を知った後は、彼に感じる恐怖は、そのまま彼を失うかもしれないことへの恐怖であったと気がついた。この男はいつか自分の前から消えてしまうだろう。繋いだ指を離して、闇の世界に行ってしまうのだろう。
「兵助」
タカ丸はなかなか触れようとしない男に焦れて自ら着物を脱いだ。襟元を大きく肌蹴させて兵助にまたがった。
「抱いてよ、君が欲しいんだ」
「俺は片端だ」
「馬鹿だね、兵助・・・。どこに置いてきてしまったの」
タカ丸は腕を失った兵助の左肩にそっと唇を押し当てた。火傷に触れられたように、びくんと大きく肩を揺らして、兵助は痛みをこらえるような表情を浮かべた。傷はとうに癒えていた。触れられていたいのは心だった。
「あんたはそんなものに触れなくてもいいのに」
「どうして」
タカ丸は兵助を床に押し倒すと、右手に指を絡めて、口を吸った。思う存分口腔を味わうと、そのまま兵助の男の部分に舌を絡めた。
「あっ・・・だめだ、タカ丸っ・・・」
「自分でやるから、兵助はそこで見てて」
タカ丸は兵助の右腕を己の右手を繋げたまま、左手で器用に己の後孔をくつろげた。髪結い衣装の明るい色あいの着物をそのままに、後ろの裾を捲りあげ、唾液で濡らした指でゆっくりと慣らしてゆく。
「ん・・・」
時々小さく啼くのが、兵助を狂わせた。見ている兵助の雄の部分も熱を帯びてくる。それを認めるとタカ丸はにんまりと微笑み、その楔に吸い付いた。唾液でぐちゅぐちゅに濡らしたそれを、己の後孔におしあてるとゆっくりと腰を下とした。
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